雑記

熱中できる人生が一番羨ましい

寝食を忘れて熱中してしまうもの。
一日に何時間も取り組めてしまうもの。
今までの人生で一番熱意を持って努力を費やしてきたもの。

そういったものが自分にはありません。
正直喉から手が出るほど、自分が熱量をもって時間を費やせる「何か」が欲しくてたまりません。

最近「ブルーピリオド」という漫画を読みました。
めっちゃ良い漫画だったのですが、個人的に心に大打撃をうけてしまいましたね。

主人公が絵を書くことを楽しんだり、苦悩したりという漫画なのですが、
主人公含めて登場人物の絵への熱中具合がすごい。
正直生き方として羨ましすぎる。

「描けない」という苦しみさえも羨ましいという感情が湧いてしまいます。
苦悩を乗り越えてまで達成したい事が私には無いからです。

「熱中できるもの」=「自分らしさ」

おそらく、私と同様に熱を持って立ち向かえる「何か」を持っていない人の中には、
「自分らしさ」や「アイデンティティ」に迷いを持っている人が多いのではないでしょうか。
私自身も正直そうです。

熱中する「何か」というのは、わかりやすくその人らしさを象徴するものになり得ると思っています。
私が「ブルーピリオド」の登場人物たちを羨ましく感じたのはおそらくこういった面からでしょう。

熱中する「何か」がある人は「自分にはなにもない」という感覚を持つ暇もないのだろうな、と考えています。
私達の悩みは彼らにとってはノイズですらなく、認知すらされないのです。

自分らしさの獲得のためには、このように熱中できるものというのは不可欠なのではないかと推測してしまいます。

「熱中するもの」が見つかることは産声をあげることに近い

「ブルーピリオド」の主人公は、最初はずっと「生きている実感」を感じていなかった人なのですが、
一枚の絵を描いたことをきっかけにその感覚はなくなります。

出典:ブルーピリオド1巻

絵を書いたことがきっかけでからは漫然と生きていた人生から、
やっと心臓が動き始めた人生へと一段階ステップアップしています。

いやあ、羨ましい。ほんとに羨ましい。

主人公の言葉を借りると私の心臓は「まだ動いていない」のです。

心臓が動いて身体が熱を帯び始めていく人生、
狂おしいほど実感してみたいです。

だからこそ私も彼にとっての「絵」のような、
自分にとって熱量のある「何か」を自分自身で見つけていきたいと、
心の奥底から渇望してしまいます。

まとめ

熱を持てるものがある人生は羨ましい。
この一言に付きます。

一体どれくらいの割合の人が「熱中する対象」を持てているのでしょうか。
おそらくそこまで多くはないのでしょう。

自分の心臓を動かすために、好きだと思えるものに一つでも多く触れていきたいと願うばかりです。

あと「ブルーピリオド」。
ほんとに素晴らしい作品だからもっと世の中に認知されてほしい・・・。

おしまい

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