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【ジャンプ8号新連載】逃げ上手の若君 感想【松井優征先生】

「ネウロ」、「暗殺教室」の作者である松井優征先生の最新作、「逃げ上手の若君」がついに連載開始となりました!

この日を待ってましたと言わんばかりに、1/25、少年ジャンプの発売日になるとすぐに読んでしまいましたね。

期待した甲斐があってとても面白く今後に期待を膨らせざるをえません・・・!
今回はこの作品の1話時点での感想を記事にしたいと思います。

連載、史実のネタバレを若干含むので嫌な方は避けてくださいね!

「逃げ上手の若君」の超大まかな紹介

史実を元にした作品です。
舞台は鎌倉幕府の終期、主人公は北条時行となっています。

私は受験で日本史を選んでいたにも関わらず、「誰・・・」と思ってしまいました笑
若君ってタイトルからか、なんとなく牛若丸とかなのかなと勘違いしてしまってましたねええ。

あらすじを知るには北条時行関連の史実を知るのが一番手っ取り早く感じてしまうのであんまり深く触れないことにします・・・笑
史実を知ってしまうとネタバレにもなってしまいますね、知っていても楽しめる作品にはなりそうですが。

松井優征先生の魅力

大きく3つに分けると以下だと思います。

  • 強烈なキャラクター
  • 先の読めない展開
  • 話の纏まり方が上手

強烈なキャラクター

初連載作品のネウロからキャラクターの強さは際立っていました、推理後にはっちゃけ始める犯人たちのインパクトは中々強烈でしたね!
至郎田シェフとか最高だった・・・。

連載当時、中学生だった私に「ドS」とはどういうことかを教えてくれたネウロには感謝(?)しかありません笑

次作「暗殺教室」では主人公・渚が殺し屋としての才能を発揮するシーンが好きでした。
普段はなよっとしているのに決めるところでは恐ろしくかっこよく活躍する。
そのギャップに魅力を感じた読者も多かったのではないでしょうか。

今回の主人公の北条時行もタイプ的には渚と一緒のような雰囲気です。
彼が今後英雄らしいギャップのある一面を見せてくれることに期待が高まります。

先の読めない展開

松井先生は伏線のうまさや展開の見せ方にも定評のある作家さんだと思います。
ネウロではXIとの戦いが落ち着きそうなところで、予想外な展開とともに現れたVIのインパクトがとても印象的でした。

週刊連載において、先の読めない展開ってめちゃくちゃ大事だと思うんですよね。
予想外の展開から良いところで話が次にまたいでしまい、今後どうなるんだろう~1週間も待てない~!、という気持ちにさせられるとめちゃくちゃ嬉しくなりますね笑

また以前のように次の話が楽しみで仕方がない、という作品を作ってくれるに違いないと思っています。

話の纏まり方が上手

過去2作とも、物語の終わり方が上手なんです。
ネウロでは弥子とネウロがしっかりお互いを相棒だと認識している感じが良かった。
暗殺教室では、連載当初は本当に殺せんせーを生徒たちが殺すのかと疑問でしたが、とてもすっきりした結末を描いてくれました。

物語は完結の仕方が綺麗だと、読後に良い作品い出会えたなとすがすがしい気持ちになれますよね。

ネウロは全23巻、暗殺教室は全21巻(暗殺教室の方が短いことにちょっと驚き)。
今回も長年続くような作品にはならなそうな印象ですが、過去2作のように纏まりのある作品となることに期待したいです。

1話目の感想

和やかに始まったかと思えば、ページめくるといきなり首が落ちているなど殺伐としていました・・・。
歴史物って残酷な面も出てきてしまいますよね。戦のある時代ですしそこは避けられない。

暗殺教室はあまりグロいシーンなどはありませんでしたので、どちらかというとネウロに近い雰囲気になるのかなと思いました。

主人公の時行は渚同様、あだ名が「性別」になってしまいそうなショタですかわいい。
キレ顔にすら可愛げがある。
前作と比べると殺す側のショタが殺される側のショタになってしまいましたね、これは大変だ。

そして個人的に松井先生の作品に欠かせないのが個性の強いキャラクター。
今回一番クセがありそうだったのは諏訪頼重でした。
うさん臭さとクールな一面を見せてくれたこのキャラが今後どのように活躍していくのかに期待したい。

まとめ

1話目としては期待にそぐわぬ内容でした!
ジャンプ購読再開してよかった!

先にも述べましたが、展開の読めなさに魅力のある作家だと思ってたので、歴史という結末がさきに示されている史実物を取り上げるのはどうなのかなあなんて少し難しく考えていたのですが、なんと北条時行、最後は「処刑されたと伝わる」といったように若干ぼやけた最後になっているんですよね。
物語の最後になるべき地点が形がはっきりしていないのでどうにでもできてしまいます。
松井先生が北条時行という人物の最後にどのような物語を与えるのか、今からそこが楽しみです。

完結済みの過去作もとってもおすすめです・・・!

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